2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」では、第15話(5月23日放送)から、西郷吉之助(隆盛)役として、お笑い芸人の博多華丸さんが登場しています。
西郷隆盛と言えば、恰幅が良くて大柄で…というイメージがあるので、華丸さんだと細すぎないかな?という気がしますが、目力は全く持って遜色ないですね 笑
写真出典https://president.jp/articles/-/24519?page=1
ちなみに西郷隆盛は、身長約180センチ、体重は110キロあったと言われています。
華丸さんは身長173センチ、体重72キロです。
#青天を衝け#西郷吉之助 #博多華丸
華丸さん目力がすごい。 pic.twitter.com/h0QBPUNEL1— みに (@minisanma) May 23, 2021
この記事では、博多華丸演じる西郷隆盛に注目して
- 博多華丸が演じる西郷隆盛役、演技の評判は?
- 博多華丸wiki風プロフィール
- 博多華丸の人柄は?
以上についてリサーチします。
博多華丸の演技力はどう?西郷隆盛役の評判は?
#西郷隆盛 あす15話で初登場!#博多華丸 さんインタビュー🎤1⃣
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大河のオファーを
ドッキリだと思った華丸さん😂
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— NHK福岡 (@nhk_fukuoka) May 22, 2021
博多華丸さん(51歳)は、芸能活動を始めて31年目となるベテラン芸人さんですが、大のテレビドラマファンで、時折、ドラマや映画に出演するなどの活動もしていました。
大河ドラマにも実は、2016年放送の「真田丸」に才蔵役で出演していますが、こちらは大役と言うわけではありませんでしたね。
真田丸の脚本を担当した三谷幸喜さんからは、「君は目玉がおおげさすぎる!」というダメ出しを受けたことがあったそうですよ。
漫才師としてはとかくオーバーに表現することを長年続けてきた華丸さんでしたが、芝居では、一歩引いた演技についても学んできているのだと思われます。
そんな、華丸さんが今回は「西郷隆盛」という大役を演じることになり、本人も恐縮している素振りを見せていました。
華丸さんの演技の評判についての話の前に、まずは「青天を衝け」のあらすじや、華丸さんの役どころについて見ていきます。
「青天を衝け」のあらすじは?
このストーリーは、日本の数多くの会社の設立や運営に関わり、「日本の資本主義の父」と言われている「渋沢栄一」を軸に、幕末から明治までを描いた作品となっています。
画像出典https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43505090Z00C19A4MM8000/
2024年度からは「渋沢栄一」が新一万円札の顔になりますね~。新札の印刷も始まっています。
「青天を衝け」というタイトルは、渋沢栄一が好んで詠んだと言われている漢詩「勢衝青天攘臂躋 気穿白雲唾手征」から名付けたものだそうです。
意味は、「青空をつきさす勢いで肘をまくって登り、白雲をつきぬける気力で手に唾して進む」ということです。
逆境に負けず、志を貫いて猛進せよ!という感じの意味が込められています。
まさに、渋沢栄一の生きざまを表すかのような漢詩ですね。
今の埼玉県の田舎の農民として生まれた渋沢栄一は、倒幕を志しましたが、逆に徳川慶喜の家臣になりました。
幕府が倒れた後に、明治の新政府を支え大蔵省などで活躍したのちに、33歳で民間人へと転身。
その後は、日本の銀行の創業や運営に携わり、500もの民間の会社の設立運営に携わり、銀行以外にも保険や紡績、製糸、電気、ガス、鉄道、海運と近代日本の基盤となる事業を次々と作り出していきました。
そんな渋沢栄一を人間味あふれる人物として描きながら、周囲の様々な人物も魅力的に描いたドラマとなっています。
博多華丸演じる西郷隆盛の役どころは?
華丸さんは、2021年5月23日放送分に、西郷吉之助(隆盛)役で出演しました。
薩摩藩士・西郷は流罪を放免され、島津久光の公武合体の実現のために藩政に復帰していました。
大坂で台場を築く任務にあたっている薩摩藩士・折田要蔵の塾で、西郷は渋沢栄一と出会いました。
薩摩藩と一橋家の確執が露わになったピリピリとした状況の中、渋沢は、一橋家の命を受けて薩摩の動きの偵察に来ていたのでした。
塾内の薩摩藩士たちは渋沢を不信な目で見ている中、西郷は渋沢と一緒に豚鍋をつつきながら、渋沢の真意を確かめようとする…
これからの日本を治めるのには一体だれが適任なのかという話を、西郷と渋沢がやり取りするという重要な場面でした。
博多華丸の西郷隆盛、演技の評判は?
華丸さんは、目力こそあるものの、線が細いところが西郷隆盛のイメージとは大きく違うので、一体どんな演技になるのかな?と思いましたが、ふたを開けてみると、評判は上々でした!
渋沢は、これからの日本を治めるのは慶喜が良いということをきっぱり告げると、西郷は、豪快でおおらかという一面だけでなく、野心をむき出しにした言葉を投げかけました。
「薩摩が治めっとじゃいけもはんは?」
西郷からの問いかけに渋沢は、「今の薩摩藩主にその徳があるのならば、それでもいいでしょう」と答えました。
この時の薩摩藩主は、先代の人望が厚かった島津斉彬と違い、小人物の久光だったので国を治められるような器とは言えず、西郷も言葉に窮するような心境だったようです。
ツイッター上でも、評判になっていました。
博多華丸さんが西郷隆盛に成れると思った人は慧眼、としか言いようがないほどの出来栄えだ。
#青天を衝け pic.twitter.com/NtejFDc9W7— an_shida (@an_shida) July 18, 2021
華丸さんの西郷どん、ただ豪快なだけでなく人を見る目に富み利用することに長けた西郷どんの聡いところをうまく演じている。#青天を衝け pic.twitter.com/VRpORJEiAq
— 影月 (@kagetsuki1988) June 6, 2021
ブラック西郷大好き&華丸さんの底が見えない演技。僕の中では100点満点中10000000000000000000000点です。大西郷はドス黒いくらいだと嬉しい。 #青天を衝け
— 天河真嗣@人呼んでカクヨム界のコンデ・コマ (@tenkawa_shinji) July 18, 2021
とても評判のいい大西郷を演じた、華丸さん。
今後も大河ドラマに出演する機会が出来たり、他のドラマへの出演も大いにあるんじゃないでしょうか?
博多華丸wiki風プロフィール
画像出典https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/01/27/kiji/20210127s00041000118000c.html
博多華丸さんのプロフィールを見ていきましょう。
・生年月日:1970年4月8日(51歳)
・出身:福岡県福岡市早良区
・学歴:福岡市立大楠小学校 福岡市立高宮中学校 福岡大学付属大濠高等学校 福岡大学工学部中退(福岡吉本に所属するための中退だった)
コンビ結成のいきさつ
博多華丸さんと大吉さんは、福岡大学の同期生で落語研究会に共に所属したことで知り合いました。
上下関係はゆるいと落語研究会の勧誘で聞かされていましたが、実際に入ってみるとガチガチの縦社会だったことから、愚痴を言い合うなどして二人は意気投合していきました。
福岡のタウン誌に大学のサークル活動が紹介されたことから、とある芸能プロダクションから二人はスカウトされ、「ヨッチャン・オカチャン」という芸名でデビューに向けて話がトントン拍子に進みだしましたが、このプロダクションの社長が怪しい人に見えたために「吉本の芸人を目指します」と断ったそうです。(実際は、ちゃんとした大きい芸能事務所からのスカウトでした)
そして、吉本興業福岡事務所を創設しての初めてのオーディション番組である「激辛!?お笑いめんたい子」に「岡崎君と吉岡君」という芸名で出演しましたが、惜しくも不合格となってしまいました。
でも、事務所の人出がまだ足りないということで、声がかかり、華丸さんも大吉さんも大学を中退して、1991年5月に福岡吉本の一期生となりました。
吉本芸人としてのデビューにあたり、事務所の社長から本名ではなく芸名でと言われたことから、二人は「鶴屋華丸・亀屋大吉」と命名され、この名前でデビューしました。
福岡で人気を博すも、東京進出は苦戦した博多華丸大吉
デビュー当初は、華丸さんはカンニングの竹山さんと福岡吉本の2トップとして売り出される一方で、大吉さんはフロアディレクターをさせられていて、コンビ間の格差が深刻でした。
一年で竹山さんは福岡吉本を辞めてしまったことで、大吉さんにも出番が回ってくるようになり二人はどんどん売れっ子となっていきました。
2002年頃から二人は東京進出を考えるようになりましたが、調整が難しく、3年かかって2005年にようやく東京進出を叶えることが出来たそうです。
また、2004年には現在の「博多華丸・大吉」に芸名を変えています。
東京進出をしてからは、東京ではルミネtheよしもとの舞台の仕事を中心にこなし、福岡のレギュラー番組もこなすという生活を送りましたが、東京では新人扱いでギャラもすごく安かったのだとか。
また、お笑いオーディション番組ではなかなか認めてもらえず、オーディションで求められる人材はフレッシュな若手で、30代半ばの自分たちは、求められていないと落胆することもあったそうです。
博多華丸、R-1グランプリ2006で優勝!
華丸さんは福岡吉本時代から、児玉清さんのモノマネを得意としていましたが、このモノマネが華丸さんのブレイクの大きな足掛かりとなりました。
2005年11月「とんねるずのみなさんのおかげでした」内のコーナー「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権6」に華丸さんは出演し、児玉清さんのモノマネで見事優勝。
さらに12月29日に放送された全国大会でも優勝して賞金100万円を手にすることが出来ました。
そして、2006年R-1グランプリでは、児玉清さんのモノマネであいうえお作文を披露して、優勝!賞金500万円をゲットしました。
R-1グランプリを制したことで、華丸さんの知名度や人気がかなりアップすることとなったんです。
THE MANZAI2014で優勝!
2011年にTHE MANZAIの第一回が行われ、博多華丸・大吉は出場するも、福岡吉本の後輩であるパンクブーブーに1回戦で大差で敗れてしまい、涙をのみました。
この時、ビートたけしさんからは、「博多華丸大吉にもっと票が入っても良かったんじゃないか」という言葉を掛けられたのがせめてもの救いと言う結果となってしまいました。
そして、2013年にビートたけしさんからの後押しなどがあり、2014年のTHE MANZAIに再び挑戦することにした博多華丸・大吉。
結果は、アキナやトレンディエンジェルとの三つ巴の展開で、10票中9票を獲得して圧倒的な勝利を収めることが出来ました!
画像出典https://www.cinematoday.jp/news/N0068994
番組エンディングで、ビートたけしさんは「俺は、博多華丸・大吉のファンだからなぁ」としみじみと語ったそうですよ。
その時の漫才の映像がこちらです。
こうして、全国的にも知名度、人気共に上がっていった博多華丸・大吉の活躍ぶりは盤石なものがありますよね~。
いろんな苦労がありましたが、2020年にはデビュー30周年を迎えた博多華丸・大吉。
お茶の間で親しまれ続ける芸人としていつまでも活躍してほしいですね!
博多華丸の人柄は?
博多華丸・大吉は、ともに今でも福岡吉本芸人にとっては、良き兄貴的存在で、多くの後輩から慕われていると評判です。
福岡吉本の芸人の飲み会の乾杯の音頭を取るのはいつも華丸さんと決まっているのだとか。
また、後輩パンクブーブーとも親交が深く、彼らの活動を親身になってサポートしてきたために、たった5歳だけ年上なのにパンクブーブーの黒瀬さんは華丸さんのことを「お父さん」と呼んでいます。
コンビ仲もとても良くて、アメトーーーークの相方大好き芸人に出演して仲良くカラオケで「青春アミーゴ」を歌っているというエピソードを披露していました。
仲の良いコンビってやっぱり見ていて雰囲気の良さが伝わってきますし、そこが仕事の面でも良い影響になっていますよね~。
知れば知るほど、華丸さんの人柄の良さが分かるエピソードが沢山出てきたので、また改めて別の記事でも紹介したいと思います。
博多華丸の演技力や人柄 まとめ
この記事では、「青天を衝け」で西郷隆盛という重要な役を演じた博多華丸さんに注目してお届けしました。まとめると、
- 博多華丸は、細身の体躯と西郷隆盛と風貌こそあまり似ていませんでしたが、豪快なだけでなく、人となりを良く見分ける心眼も持っている大西郷を巧みに演じて好評だった
- 博多華丸と大吉は、福岡大の落研で知り合い、意気投合してコンビを結成した
- 福岡吉本で人気を博すも、東京進出を目指し3年越しでようやく2005年に東京を拠点にした
- 東京進出後は、新人扱いをされ、芽が出るまでに苦労した
- 東京でのブレイクは、R-1グランプリ2006やTHE MANZAI2014の優勝が大きなきっかけとなった
- 博多華丸大吉はコンビ共に人柄の良さが評判で、福岡吉本の芸人からは特に慕われている
以上についてお伝えしました~。
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